【立ち止まることの大切さ】 成功者の格言

何かうまくいかないことがあっても、天才たちは、いつも立ち止まって、段階を追って入念に分析する。すぐに結論に飛びついたり、それを解決しようと行動を起こしたりはしない。

(ブライアン・トレーシー 『頭がいい人、悪い人の仕事術』 アスコム)

何事もまずは着手してやってみる。ということは大切なことですが、これは初期のフェーズで求められることです。

次の段階にマインドをステップアップさせる為には、やはり行動の前にはよく考えるということをしなければいけません。

成功者と呼ばれる人達の行動を見ていると、そのスピードは尋常ではありません。では、彼らは何も考えず直感だけで動いているのかというと、決してそうではありません。

もちろん、直感というのも必要ですが、その直感というのも、意識の中に確固たる指針のようなものがあることによって、上手く作用され結果として正しい判断で進むべき方向へと舵を切ることができているのだと思います。

問題解決におけるPDCAサイクル、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)という言葉はご存じの方も多いのではないでしょうか。

次の行動の前に考える(失敗した後に考える)ということは、このサイクルでいうと、Checkにあたります。Checkというと、ただ、できたか、できなかったのか、○か×かと考えてしまいますが、そうではありません。

なぜできなかったのかを考えて、改善する必要があります。しかし、改善といっても容易なことではありません。

職場等において、このPDCAサイクルは用いられていますが、なかなか進まないとか、結果がでないという人が多いのは、このCheck過程が不十分だからです。

では何故、成功者はいかなる問題が生じた時でもスムーズに対処し、次のアクションを起こすことができるのでしょうか。

それには、一つの大きな理由があります。ずばり、具体的な目的と達成するという意志の強さです。非常にシンプルですが、これ以外にはありません。

目的が定まっているから、隣の芝が青く見えることもなく、他人に振り回されず、ブレない自分をキープすることができています。

日々変化のある仕事がしたい。などという人がいますが、実は仕事ができない人ほど、こういうことを言ったります。明確な目標が無いために、確実性のないことをいろいろやろうとし、結果、模索するだけで終わってしまいます。

立ち止まり、考えることで大切なのは「確実さ」であり、同じ失敗をしないようにしようとすることです。時に成功者は、立ち止まっていないかの様に見えることもあります。

しかし、当然立ち止まることもあります。では何故そう見えるのか。

それは、失敗からの改善、そして行動という流れがものすごく速いからです。圧倒的なスピードで確実にこのサイクルを繰り返しています。

そして、そのコアとなる思考には、常にブレない目的と、それをいつまでにやるんだという、本物の成功マインドがあるからなのです。

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