タイム・イズ・マネーという言葉は間違っている。お金なら増やすことも可能だ。しかし、時間だけは誰にも増やすことができない。まさしく有限の「命そのもの」であり、タイム・イズ・ライフなのである。
(堀江貴文 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』 ダイヤモンド社)
著書の中で堀江さんは、無駄な事が許されない、無駄話をされるのが嫌いだと語っておられますが、私も同感です。
無駄な事というのは思考でも同じで、その対象というのがやはりネガティブな思考です。
はっきり言って、他人の愚痴や妬み、社会の不満という感情から何一つとして良い事は生まれません。そんな事を考える時間が無駄という話になります。
あなたの周りにもいるはずです。例えば会社で常に誰かの悪口を言ってる上司。或いは、本題に入る前に必ず関係の無い話をする人。「今日はしんどいな」とか「ゲームの内容がどうのこうの」とか、本当にどうでもいいような事を話し始めます。
恐らく本人は、会話の雰囲気を和めようとしているのだと思いますが、それに付き合っているこっちは正直イライラします。何せ、無駄な時間を過ごしているわけですからね。それだけ、一日の時間が無駄になる、人生が無駄になっているという事なのですから。
かと言って、「さっさと本題を話せ」などと怒る事もなく、相手に合わせて対応するというのも、人とのコミュニケーションマインドとして大切な事ですから仕方ありませんね。
さて、相手がどうであれ、あなたはこんな風に貴重な人生の時間を無駄にしてはいけません。時間は、残酷にも刻一刻と過ぎていきます。
今日という日の24時間をどう振り分けて生きるのか、それがあなたの人生を無駄にするかしないかの選択という事です。
他人の無駄話に付き合う時間、行きたくも無い飲み会に参加する時間、会社で言われた仕事をただひたすら実行する時間は「他人の時間」であり、行きたいセミナーに参加したり、自分で考えて自分の意思で仕事に臨んでいる時は、「自分の時間」を過ごしているという事です。
仮に、あなたが10代や20代の年齢なら、人生における時間という概念はあまり鮮明では無いかもしれない。しかし、時間は有限であり、命も有限です。だからこそ、無駄にはできない。そう思っています。