人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。そこで「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。
(堀江貴文 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』 ダイヤモンド社)
日々コツコツやる訓練をする。これは、諦めず、辞めず、継続的に行うという事。切れ目なく、途切れなく、というようにも考えることができます。
私は今、自分の達成すべき未来を想像する事にワクワク感を感じます。今はまだ自分はできていない、だけどそれを成し遂げた人が確かにいるという事実を知っているからです。
恐らく人間は、「叶うかもしれない」と意識する事ができなければ、そこに向かって継続した努力を重ねていく力を生み出すことができないのだと思っています。
目標が既にあり、日々そこに向かって前進している人は、半年前や1年前を振り返ってみると、確かな成長を感じられることと思います。逆に自分ではコツコツやっているつもりでも、前進した感じがあまりしない人もいるかもしれません。
そういった人は、取り組んでいる内容が悪かったり、間違った事をしていたり、そもそもやらされ感満載でやっている場合がほとんどだと思います。
進歩を感じなければ一度立ち止まり、改善しなければと考え、実際に軌道修正できる人は優秀ですが、全く改善しない人や言葉では「何々していこうと思う」などと発言していながら、さらに半年過ぎてもまた同じ事を言っているような人は、おそらく目標の無い状態だと思います。
目指すべき人というのは、自分の未来が明確であることと、自分がやっている事が明確である上で日々前進している人です。そういう人は、ゴールから逆算して今すべき事を洗い出し、言葉以上に行動が伴います。
既にゴールが見えているからこそ、早くそこに辿りつきたいと考えるので自分で期限を短く切って行動しようとします。
今思えば、私自身も半年毎に過去を振り返ってみると、その時点では想像できなかった自分がいます。やはり行動の量だと思います。
正直、行動には勇気のいる事もあります。行動の結果、システムの更新に失敗して復旧に膨大な時間をかけた事もありますし、株の取引で大損した事もあります。
しかし、それらの経験は必ず通らなければならない道だと知っているからこそ、早い方がいいと考え迷わず実行してきました。
ゴールまでの道のりには、たくさんの嫌な事や苦渋があります。ですがそれを乗り越えなければ理想には至れない。だからこそ、これらをどれだけ早期に経験できるかがポイントであること、苦労を超えた先にしか幸せや成功はない。そう信じて前進し続けます。