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【質のよい聞き手であれ】 成功者の格言

高額所得のセールスパーソンは全員、「質のよい聞き手」と称されています。彼らは、まず相手を理解し、それから自分を理解してもらうことに努めます。モノを売る前に、相手の思考、感情、ニーズを理解することに全力を注ぐのです。
(ブライアン・トレーシー 『私の営業方法をすべて公開します!』 PHP)
前にも言ったことがありますが、相手の話を熱心に聞くという態度は本当に大切な事で、人間関係を構築する上での第一歩であると思っています。
例えば何かの会議に急に代理で参加しなければならなくなった時、理解できない言葉が飛び交っている中で、あなたにできる唯一の参加方法は、「聞く」という事なんですね。
もうずいぶん過去の事になりますが、担任の先生(私の恩師)が言った、今でも覚えている言葉があります。私が小学5年か6年生だった時の話になります。本当に昔ですね。
それは、国語の授業が行われている時でした。次の日が授業参観で、その予行演習的な授業だったと思います。今まで長期で学校を休んでいて、本の内容が全く分からず話についていけない子がいました。
すると先生は、その子に対してこういいました。君が明日の授業参観で、参加できる唯一の方法は、分からない事をみんなに質問する事だ。だからよく聞いていなさい。
同様に、自分には関係の無い会議の場であっても、話す人の顔を見て頷くという動作をすれば、それは相手に関心を示す「聞く」という態度であって、関係者の一人として会議に参加している状態を作る事ができます。
また、私は多く経験してきましたが、役員クラスの方々と食事をするという場合もあるかもしれません。正直、何を話していいのか分からない状態です。会話の内容にはほとんどついていけませんし、何かをしゃべってアピールしようにも、あまり下手な事は言えないので躊躇してしまいます。
そんな時でも、ただただ笑って頷く。或いは質問する。これができればいいのではないでしょうか。聞いているから頷けるし、質問できるわけです。その熱意が相手に伝われば好意を持って頂けます。
特に大先輩の方々は、多くの失敗を経験され、どういう事をすれば失敗し、どういう時に上手くいったかをよく知っています。あの時もっとやっていればよかったと後悔している事や、これからすべき事など、尋常ではない学びを得る事ができます。
ということで、ぜひ、実行してみてください。