
夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに科しているのに等しい。最初に、自分を知るという少し遠回りに見える作業を怠ったツケは思ったより大きいものだよ。
(本田健 『ユダヤ人大富豪の教え』 だいわ文庫)
夢を追いかけるという言葉を聞いて、「夢みたいな話をするな、現実を見ろ」と言ってしまう人は普通の賢い人です。こういう人は普段から現実の事しか考えていませんので、こうした人に夢の話しをしても全く通じませんし、相手にしてもらえません。
彼らが考える夢とは、単なる理想であって、常に無理という観念が植え付けられています。しかし、夢を真剣に語る人にとって夢は自分自身のあるべき姿。自分らしさを知り、自分が一番輝ける生き方を知った人だけが向かう未来です。
思うに、夢を持たない人、描いていても人に語れず、現在進行形で実行していない人は、正直いくら頭が良くても人間的には低レベルです。なぜなら、自分自身がいったい何者なのかさえまだ気付けていないからです。
この先も、我慢してやっている事を続けて幸せになれるはずがありません。例えば、音楽をやっているアーティストをどう思いますか?趣味なら分かるけど、仕事にできる人なんて一握りじゃない?今はいいけど、将来を考えたら厳しいんじゃない?好きな事やって生きるって世の中そんなに甘くはないよ。
こんな風に思いませんか?実際に昔の私はこう思っていました。自分の生き方をする人達を路線の外れた馬鹿な者だと・・・・しかし、これが大きな間違いだと気付きました。
彼らは私よりも先に自分の生き方を見つけた人達であって、人生の先輩だという事に。
夢を語る人は人間的にも魅力的です。覇気があり、人を愛し、人を守る強さがあります。夢を語れない生気の無い人間には到底敵わない存在です。
自分らしさを大切に、信じた道を貫きましょう。