成功するのに必要なのは、流れを読む力だ。物事の奥深くを見通す力だよ。社会の流れがどうなるのか、お金の流れがどこへ行こうとしているのかを予測することだ。財を成す連中は、それに全神経を使う。
(本田健 『ユダヤ人大富豪の教え』 だいわ文庫)
流れを読む、先を見て行動する事を私は常日頃から心掛けています。それは仕事上でのスタンスでもありますし、それが出来ていないと、仕事をしていないという考えすらあります。
それだけ、この先を見て動いたり計画を立てるという事が重要であると感じています。
私の言う先とは、目先の話しではありません。少なくとも1ヶ月先の事です。
仕事で頻繁にミスをする人、例えば毎日のルーティーン以外の指示が急に来た時に、そっちに気を取られて通常の業務が抜けてしまったり、逆に急な指示を後回しにして忘れてしまう。などを繰り返す人は、先を見て行動していない結果、忘れないようにメモをするとか、忘れるかもしれないからすぐにやろうとう考えが出てきません。
また、危機迫る状態になってから慌てだす人もいれば、もっと最悪なのは、危機すら感じず、それはその時考えよう。なったらなった時の事。他の誰かが助けてくれるだろう。とのんきな者もいます。ただ、このタイプの人間は最低限の生き方で満足しちゃっていますので、論外です。真似しないようにしてください。
「先手必勝」まさにこの言葉通り、成功者や優秀な人は皆、先の事について今悩んだり考えたりします。だからその時が来ても大きな問題にはならない。ですが、そうでは無い人に、「今ヤバイよ。」と言っても、「何が?今問題無いじゃん。」と言って、話しが全く噛み合いません。
株価の流れも同様、マーケットの動きと人の心理によって値動きが生じるわけですから、そこに上手く乗っていかないと利益にはならない。それには日頃からの鍛錬もさることながら、しっかりと先を見て5年後10年後自分はどうなっていたいのか、どうあるべきなのかという事を考えていなければいけない。
短期的な結果や評価は問題ではありません。結果は後から必ずやってくる。こうした時間差に負けず、長期間努力し続けられる人間だけが、やがて勝利を手にする事ができる。だから私は手を抜かない。そう考えています。