会社に長くいると君は人生を生き抜いていくパワーを知らない間に抜かれてしまうだろう。だから、一時的に会社に属することはあっても、魂までも預けないことだ。
(本田健 『ユダヤ人大富豪の教え』 だいわ文庫)
会社で働くという事が、必ずしも悪い事ではなく、そこでしか自分が成長できないという状況が問題だと私は捉えています。
会社とは?という定義において、例えば、会社とは「組織を作る事」、「人を育てる事」、「価値を作る事」、「顧客を作る事」など、色々な見解があると思います。
そこで問われるのは、ではあなたはその目的を果たす過程でどう変われるのか?という事です。
会社の面接でよく言う、典型的な「会社への貢献」は、それをして自分にどう跳ね返ってくるのかという事を知っていなければ、この言葉にある様に、あなたの魂までも会社に預ける事になってしまうでしょう。
会社への貢献で、あなたが得る最も価値ある代価は、経験という事。その経験が自分の財産だと理解して行動しているかどうか。もしもお金を求めるのなら、あなたの選択肢は大きく3つに絞られると思います。
ゴマをする人間になるのか、我慢して耐えるか、腹を立てて別の会社に飛ぶか。会社に雇われているという立場の人で、会社にいる人というのは、おそらくこのようなマインドだと思います。
重要な事は、あなたを評価するのはあなたしかいないという事。一生懸命頑張れば報われる?そんな事はありません。あってほしいですが、現実には無いんです。
しかし、頑張った事への評価はあなたがすればいいんです。自分を知っているのは自分しかいない。ですから、あなたの中であなたは社長であって良いと思います。
人生を生き抜くパワーは、こうしたマインドが生み出します。生きる上で、一番大切なのは思考。本当にそう思います。