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- 【深く一つの事を追求する】 成功者の格言
富を築くのをさまたげるハードルのうち越えるのが最もむずかしいのは、自分自身に正直になり、人と違ったことをするのをためらわないことだろう。
(ロバート・キヨサキ 『金持ち父さん 貧乏父さん』 筑摩書房)
人は、生まれてから死ぬまで様々なことに挑戦します。例えば、自分が進みたい分野の資格や免許、その他にも、会社で指示されたスキルアップを図ろうとする場合もあります。
また、語学を習得する為に留学したり、ダイエットの為にスポーツジムに通うといったこともあると思います。
この様に、人は何等かのきっかけで色々なことにチャレンジするのですが、その結果はというと、ほとんどの場合、実績が出る前に辞めてしまいます。
連続して失敗し、多少前に進めなくなると、やっぱり自分にはできないんじゃないか。できた人がきっとすごいんだ。あるいは、これは自分には合っていないと判断したりします。
もちろん本当に合っていない場合もありますが、そう判断できるのは、基本的な事を全てマスターするぐらいやり込んだ後です。
かなり深く分かった時に、自分の進むべき道とは違う、本来的には自分の個性が役立てないと言えるのです。
多くの場合、人は自分の進路について迷います。
数ある選択肢の中で、自分に何が向いているのかなんて分からないし、それらを全て経験できるわけでもありません。
ですから、それは当然の事です。しかし何をやるにしても、深く一つの事を追求した経験が無いと、自分の得手不得手を棲み分けできるようにならず、自分の進むべき道が見えてきません。
ですから途中で、もうダメだと思っても、挫折してはいけません。そう思ってからが本当の勝負です。そこで踏ん張れた人だけが、マスターして次の世界へ行けます。
一つを貫くと、その成果が次の挑戦に必ず生きます。
マインドの面においても、自己肯定、そして自分への自信に繋がります。まずは自分が決めた道を一つの形として成功させ、結果を出すことです。
他人の考えや行動、発言が気になり、批判されることばかりを恐れる結果、行動を起こさないというのは人の心理です。これは、目に見えない、誰もが潜在意識に持っている最大の敵なのです。その敵は、自分の忍耐力でしか倒すことができません。強い忍耐力を持ち続ける事が成功へのステップです。
そのためにも、難題が立ち塞がった時は、一時的な休息もいいでしょう。しかしそれは、やり続ける為の休息である必要があります。
自分がやり始めた事は、実績になるまで辞めてはいけません。そうすることで、人生は必ず変化していきます。