
自分の好きなことを探して、それをやるためには、心のあり方を変える必要があるのだよ。自由な心を取り戻すことなしに、好きなことが感じとれるはずがない。
(本田健 『ユダヤ人大富豪の教え』 だいわ文庫)
「自由な心」とは?あなたは自由な心で今を生きているでしょうか?自分の生き方を心から楽しみ、幸せを感じているでしょうか?
こう言うと、人生楽しい事ばかりじゃないよ。そう思われる方もいらっしゃる事でしょう。
しかし、ここで私が言いたい事は、嫌な事も全部含めて楽しく思えているかどうかという事です。
例えばそれは、恋愛でも同じですね。どれだけ大好きな人であったとしても、1つや2つは受け入れ難い行動や癖なんかもあるはずです。
でも、長く一緒にいるうちに初めはそれが我慢できない事でも、だんだんと許せるようになってくる。そして、心を開き、完全に許せる自分になった時、相手も自分の全てを受け入れてくれるかもしれない。
相手との豊かな関係性というのは、こういった形で保たれていくものだと感じています。
ですので、恋愛の成功に関して言うと、相手の嫌いな部分も含めて好きになれるかどうか。それが第一のポイントであって、なろうとする自分に変われるかどうかで勝負が決まる。そう思っています。
仕事にも嫌な事はあります。しかし、嫌な仕事であっても、そこから何かを学べるチャンスがあるかもしれないと思える自分になるという事。
嫌な経験がきっかけで、実は今の自分に嘘をついていた事。本当はもっと別の仕事がしたかったんだと気付く事ができるかもしれない。自由な心とは、そんな風に思える心です。
自分はいったい何をやりたいのか。心からそれを探そうとする。そのためには、やってみる事。目の前の事を全力でしようとする事が大切です。
自分が好きになった人をとことん好きになると、最初は嫌いだったところが、逆に好きになったりする事もあるでしょう。失敗する人は、どうしても好きになれず、関係が終わってしまうのかもしれません。でも私は、ただ努力が足りないだけだと思っています。
自分が相手にそこまで尽くせていないから、相手の愛情を感じ取れずに終わってしまう。まずは相手に与えなければ、自分は与えられないようになっているのです。
それは、仕事や人生に対しても同じだと思います。自由が欲しければ自由を探すのではなく、今あるもの、与えられた事をとにかく一生懸命やる。前向きにポジティブに。成功への旅はここからです。