2020年3月21日の時点から、今後の株式市場についての動向を考察していきます。
まずNY株式市場ですが、ダウ平均は3月20日の終値19,173.98で前日より-913.21ドルの下落となり、前日が20,087.19で+188.27ドルでしたので、前日少し戻りましたがまた下落といった状況です。
なかなか上昇への2歩目が踏み出せない日が多く、まずは陽線が2本連続で出現して欲しいところです。
NYダウは2月24日の暴落をきっかけとしてその後5日間連続で下げ、一旦26,000ドル付近で揉み合いますが、その後またしても大暴落。
下落途中、24,000ドル、22,000ドル付近の節目で陽線が現れ、下げ止まりの気配がありましたが、上昇に転じずさらに下落し、現在20,000ドル付近の節目でボックスを形成する様な動きとなっています。
さて、この下落はどこまで続くのでしょうか?
世間では新型コロナウイルスの影響ばかりが重視されておりますが、チャートを見ると天井圏でバルタンを形成しています。
バルタンというのは、相場式用語でW底の逆を意味します。つまり、W底が暴騰の予兆に対して、バルタンは暴落の予兆となります。
また、日柄で考えても、2019年10月頃の下落から数えて約5ヶ月目ですので、3ヶ月の次は6ヶ月という周期から考えても、そろそろ暴落が来るという予測が出来た場面でした。
そうなると次の上昇ですが、こうした日柄から考察しますと、現時点で下落から約2ヶ月目ですので、通常ならば後1ヶ月後ぐらいでしょうか。
ただ、国の意図的な政策がどんどん加わってますので、もう少し早く一旦は上昇に向かうかもしれませんね。
それでは次に日経平均株価を見てみましょう。
日経平均は3月19日が終値16,552.83で前日より-173.72円。前日が終値16,726.55で-284.98円という事で、2日連続での下落といった状況です。
日経平均も2月25日の暴落から、NYダウと同様に約1ヶ月間下落し続けてきたわけですが、チャートを見ますと直近でローソク足が横並びがちになってきております。
また、3月5日に陰線ですが一度5日線の上にローソク足が出て以来、3月19日の陰線で5日線にローソク足が触れてきております。これは、少しではありますが、変化と見て良いと思っています。
今後も更にローソク足が横に並んで、陽線が出現する様になれば、上昇が期待できると考えています。
月足ベースで過去からの長い期間で見ると、前の底値が2016年の16,000円付近ですから、今回の底値が16,000円という可能性もあります。ですので、下げても後少し。
個別銘柄では、既に上昇に転じている銘柄もたくさん見られます。そうした事からも、16,000円というのはかなり的が当たっていると言えるのではないでしょうか。
さて、今誰もが知っている人気アニメ「鬼滅の刃」ですが、実は私も大好きです。
人間愛をテーマにしていて、師匠、仲間、家族、他人、鬼など、様々な者達の心理を一緒に考えさせてくれる素晴らしい作品だと思っています。
ここで一つ、投資家として、そして努力し続けるというマインドを大切にする努力家として、私が最も感動した一番好きな場面をご紹介したいと思います。
それは、錆兎と炭治郎が決闘するシーンです。
弱過ぎて相手にならなかった炭治郎に錆兎が言った言葉。
「お前は何も身に付けていない」
「何も自分のモノにしていない」
「お前は、知識としてそれを覚えただけだ。お前の体は何も分かって無い」
「お前の血肉に叩き込め」
「進め、男なら。男に生まれたなら進む以外の道など無い」
「かかってこい。お前の力を見せてみろ」
いやー、感動して涙が出ましたね。
これは、現実の世界でも全く同じです。成功者が言っている言葉と同じ。分かった事と出来る事は違う。
いくら頭で分かっても、練習しないと出来る様には絶対にならない。
それは投資も同じです。どんなスポーツでも、格闘技でも、プログラミングの技術でも同じ。
これからの時代、やはり技術です。
一人の存在価値のある人間として生まれたなら、世の中の変化なんかに負けない様な力を身に付けましょう。