
2019年11月9日の時点から、来週の株式市場についての動向を考察していきます。
まずNY株式市場ですが、ダウ平均は11月7日の終値27,674.80で前日より+182.24ドル上昇となり、前日が27,492.56で-0.07ドルでしたので、大きく反発する結果となりました。
ローソク足の動きは、少し窓を開けて上ヒゲ陽線となり、綺麗な形のローソク足となっております。
前日と前々日がコマの陰線で横並びとなり、もしかすると、そろそろ上げ止まりかなと思っていたのですが、さらに上に伸びて行きました。
しかし、このまま上昇が続くとは考えにくい半面もあります。現時点で過去数年間での最高値であるという事、また上昇3ヶ月目で、7月19日の週足に高値がほぼ並んでいるという事です。
但し、移動平均線の向きからすると、日足、週足ベースどちらで見ても、上昇する可能性も十分あります。
さて、次に日経平均株価を見てみましょう。日経平均は11月8日が終値23,391.87で前日より+61.55円。
JPX日経400は15,213.42で前日より+28.43円となり、NYダウに連動した状態となりました。
それではJPX日経400のチャートを見てみましょう。ローソク足は陰線で小さい下ヒゲとなっています。
僅かな上昇ですが、始値が高い位置にありますので、上昇圧力は高いと判断しております。
どうでしょう、NYダウと同様こちらも上昇3ヶ月目ですが、NYダウとは違いまだまだ上昇のポテンシャルを秘めている様に感じてます。
可能性のあった15,000円の節目を越え、週足で窓を開けています。
途中、15,500円付近で一度足踏みをするかもしれませんが、丁度次の高値付近が2018年9月~10月にかけての16,000円台なので、このまま上昇し続けるとすれば、そこが一旦の到達地点となるでしょう。
個別に見れば、日経平均の動きに合わせ、上昇中の銘柄がある半面、天井付近でそろそろ下落に転じ始めている銘柄もちらほらあります。
という事は、やはり警戒しながらのエントリーになるでしょう。いつ下げてもいいように、ここはショットガンで数日で切り抜ける。そんな感じがいいかもしれませんね。