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【焦らないことだ】 成功者の格言
新しい習慣をつけるときの鉄則は「あせらない」ことだ。あなたが今の自分になるだけでも、生まれてから現在までの時間を要している。一夜ですべてを変えられるわけがない。
(ブライアン・トレーシー 『大富豪になる人の小さな習慣術』 徳間書店)
焦って何かをした時に、結局何もしなかった事の方が良かったなんてことはありませんか?私はこれまでこうした経験をたくさん繰り返してきました。
例えば株の値動きは、地震などの災害や事故、世界的なテロや事件、大きな決定に対して敏感であり、今までの動きとは異なる形で大暴落や大暴騰を引き起こします。
もちろん良い方向に動けば結果オーライですが、たいていそうではありません。気付いた時には大変な状態になっていて、慌てて手仕舞いをする事もありました。
しかし、後でゆっくり考えてみると、その後値動きは修正され、次の日に判断しても結果は同じか、損を少なくできたかもしれないと思う事の方が多いのです。
ですから、私はこのような経験を通して、問題が発生した時には冷静になり、一旦落ち着こうと心に決めています。
落ち着いて応急処置を施し、被害の拡大を防止した後は、真の原因を特定しなければいけません。もし特定できなくても仮説を立てる必要があります。
原因が分かればそれらを解決する為の手段を書き出します。何よりもまずは原因の解決策を考えなければいけません。
その場しのぎで処置だけをしていれば、これからも同じ失敗を繰り返し、やがて大失敗をすることになると思います。
失敗には必ず原因があります。その原因を考え、解決しない限り次の未来に目を向けてはいけません。
未解決ではっきりしないまま次に進んでも、結局同じような事が原因でつまずく事になるからです。
解決する為の手段には、時に大きな方向転換を要し、これまでの投資や時間をもったいなく感じる事があるかもしれません。
しかし、その原因が分かったという事は、それが未来への代価なのだから、勉強代だと思えば惜しくありません。
小さな火種のうちに原因を追及し、解決を繰り返す事で費用も少なく済みます。
新しい事を始めるのも、過去を反省するのも、焦らず冷静になって慎重に決断を重ねていく。こうしたマインドが大切だという事ですね。