人のつながりには敏感。多くの知り合いより十人の友。十人の友より一人の親友。
(Gackt 『GACKTIONARY』 角川マーケティング)
最近感じる事は、群れている人、仲間と群れる事が好きな人は成功できないという事です。
これは何も仲間と一緒にいる事が悪いというのではなく、仲間といないと自分を表現できないという人。仲間といないと不安だという人。そういった人の事です。
ビジネスにしろ、勉強にしろ、トレードにしろ、やろうと思ってやるのは自分。自分以外の誰でも無く、自分でやらないと何も始まらないですよね。
で、成功する人は単純にこれが継続してできる人なんです。やるかやらないか。簡単な事ですが、成功できない人はこのマインドが続きません。論外の人は、まず何故しなければいけないのかという事が分かっていない。
投資で失敗ばかりする人の典型的な例としては、全く練習をしない人です。本番で一発勝負をして負ける。その後、反省もしないし、改善をしようともしない。負けた事がたまたまだと自分に言い聞かせ、事実を忘れて次の銘柄にまたベットする。
それでも負けるから、次はこの方法が悪いんだと、先生を変えて別のやり方をやってみる。でも、やっぱり上手くいかない。
しかし、一番最悪なのは、こういう人が上手く行った時。それが偶然であるという事に気付けない。だから次は更に多くの資金で勝負を賭けて、結果、大損して退場してしまう。
仲間というのは、同じステージで喜びを共有する事ができるという存在。そこに助け合いはいらない。私はそう考えています。助けるという事は、甘えが出てしまいます。
成功とは、一人で成すもの。だから一人でないとできない。いつも仲間と戯れているような人は、自分で考えて行動するという事が苦手な人なんだと思います。
そういう人は、孤独という環境にものすごく弱い。対して成功者は皆、孤独に強い。企業のトップはただ一人。頼る者もなければ信じる者もいない。ただ自分自身を信じるのみです。
会社の構造を考えると、パートさんから正社員へ、正社員から役職がどんどん上がるに連れ、横の層も少なくなっていきます。という事は、立場が上がるイコール孤独になっていくという事。言い換えれば、孤独に弱い人間は上の層には上がれない。
これは、例えば学校でも、個人のビジネスでも、孤独に向き合い努力ができる人が成功できるという事を表しているんだと思います。
必要なのは、本当に心から信じる事ができる真の仲間です。
孤独に耐えて成功した時、同じ痛みを分かち合える人との繋がりは大切ですね。
「相場の道、すなわち孤独に徹すること」 是川銀蔵