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【計画的に時間を使う】 成功者の格言
わたしたちがほんとうに売っているのは自分の時間である。すべての条件が同じなら、時間の使いかたが生産的であるほど、最終的に受けとる額が大きくなる。頭がいい人の仕事術というのは、人生最大の利回りが得られるところに時間を投資することなのだ。
(ブライアン・トレーシー 『頭がいい人、悪い人の仕事術』 アスコム)
計画のない行動は、すべての失敗の原因であると、マネジメントの分野で有名な経営学者ピーター・ドラッカーがいっています。
誰もが犯す間違いには、ほぼ全てに共通するひとつの要因があります。
急性に決断したり、その状況に飛びついてしまったりすることです。
成功を目指し始めた人は、とにかく結果をすぐ求めようとします。
しかしこれはいけない事です。
例えば株やギャンブルで上手くいっている人というのは、「損小利大」という考え方を基本において勝負しています。
どういう事かと言うと、ギャンブルは、一度足を踏み入れたら最後、勝ち逃げて一生やらないか、あるいは、一生コンスタントに勝ち続けるか、どちらかしかありません。
後者は、継続して勝ち逃げる、ということ。この場合は、一気に増やす、一気に負けを取り戻すという思想は御法度です。
「損小利大」とは、計画的に勝ち続けていくというマインドです。
株の取引でも、トレンドの変化を読んだらすぐに損切りをする。それは、失敗ではなく、必要経費(計画的なコスト)であると考えます。
そうではなく、一攫千金を狙うという思考で勝負してしまうと、一瞬で資金が底を突き、リングからの退場となる危険性が極めて高くなってしまいます。
ですから、勝てる金額を増やそうとするよりも負ける金額を減らしながらやるという思考が、継続して利益を増やしていく事のできる法則であって、正しい方向になるのです。
結局のところ、どんなビジネスでも長く続けていられるという事が実は一番重要な事であって、その為には、入念な計画が大切です。
あなたもこれまでの成功体験を振り返ると、共通して前もって充分に練られたよい計画があったことに気づくでしょう。
あらかじめ時間をさいて自分がしなければならないことを考えるほど、より効果的に行動し、より満足のいく結果が得られるのです。