
突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。それだけだ。突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差なのである。
(堀江貴文 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』 ダイヤモンド社)
何をするにも臆病な人は、共通してできない理由を真っ先に考えてしまっていると思います。
できない前提で、ああしたい、こうなりたいと想像しても、尻込みしていては行動原理が働かず、一歩を踏み出す勇気が持てないのは当然です。
ヒンズー教典で、意識が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる。という教えがあります。
この事からも分かる様に、行動のトリガーは意識です。しかし、意識を変えるというのはなかなか大変な事です。変えろといって、すぐに変えれるものでもありません。
では、どんな人でも動ける自分になる為にはどうすればいいのでしょうか。
それは、この格言で言い表す事ができます。「思い立ったが吉日」という事。
これは以前にもご紹介しておりますが、多くの成功者が言っている事で、私の好きな言葉でもあります。
何かをしようと思えば、その時に何も考えずに手を付けておけば、次々と次の段階に進む事ができます。そしてここでのポイントは、「何も考えずに」という点です。
考えてしまうと、できなかった場合を想像してしまうので、せっかくやろうと思っても、熱が冷めてしまいます。
やろうと思った瞬間が、最もモチベーションが高い状態ですので、そこで何かに着手する。後に引けない様な状態を作ってしまえばいいのです。
例えば、海外旅行に行きたいとすれば、何も考えずにチケットを買う。セミナーに参加したいと思えば、申し込む。誰かに会いたいと思えば、まずは電話してみる。
こうしたきっかけを先に作ってしまうと、結果的に行動している自分に気付く事ができると思います。
きっかけを作ってから、それをどう達成するのかを悩むという癖を付ける事で、できない理由を考えるという思考パターンを無くしていくことができると思います。
実際に行動すると、失敗することも当然でてきます。しかし、自分が恐れていたような大きなケガでは無かった事を知るはずです。
成功する人は、こうした経験を積み重ねる事で、リスクに対する免疫ができているのです。ですから、多少の恐怖はあれど色々な事にチャレンジしていくことができているのです。