株価の行く末は全てチャートから

2019年12月7日の時点から、来週の株式市場についての動向を考察していきます。

まずNY株式市場ですが、ダウ平均は12月6日の終値28,015.06で前日より+337.27ドルの上昇となり、前日が27,677.79で+28.01ドルでしたので、大幅上昇となりました。

チャートを見て直近を振り返りますと、12月2日に-268.37ドルの大幅下落、そして次の日も-280.23ドルの大幅下落という様に、高値圏からの暴落が発生しました。

その後、27,500ドル付近の節目で反発し、大陽線で約28,000ドルの高値付近まで戻ったという値動きになっています。

では、この動きをどう捉えるかという事ですが、長期目線で考えると、月足ベースで2018年から2019年にかけてはボックス圏となり、2019年から2020年にかけて上昇しています。

ですので、通常の流れであれば来年は一度ボックスを形成すると思います。しかし、2年連続で上昇した過去もありますので、このままさらに上を行く可能性もあるでしょう。

短期的には、週足ベースで上昇から9週目、日足ベースでは、現在戻しはしましたが一度20日線を大きく割り込みましたので、確実に弱くなってきている事を証明しています。

恐らく、しばらくは揉み合いが続くのではないかと思っています。

それでは次に日経平均株価を見てみましょう。

日経平均は12月6日が終値23,354.40で前日より+54.31円。前日が終値23,300.09で+164.86円という事で、2日連続の上昇という結果になってます。

チャートを見ますと、11月8日から、上値が約23,500円、下値が約23,000円の間でボックスを形成しています。

このボックスがいつまで続くかは分かりませんが、NYダウと同様、投資家の売り圧力が高まってきている事は確かだと思います。

それではJPX日経400はどうでしょう。

12月6日の終値15,301.35で前日より+13.78円となり、こちらも日経平均株価と同様、現在ボックスとなっています。

長期目線で見れば、過去の高値圏16,000円までの上昇が期待できますが、そうであっても現在上昇3ヶ月目。

やはりそろそろという雰囲気は大きいです。

私も含め個人投資家としては、ここは踏ん張りどころです。急な暴落がいつ来るか分かりません。

しかし、その前兆は必ずチャートに表れます。チャートをしっかり見て技術で乗り越えていきたいですね。

ニュースは時に予想外の値動きとなりますが、それも特別な事です。

そして業績は一切関係無しです。仮にあったとしても、全てはチャートに表れてます。

そうです。チャートが全て。

株は技術です。

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