
人は誰しもゼロの状態からスタートする。そしてゼロの自分にいくら掛け算をしても、出てくる答えはゼロのままだ。
(堀江貴文 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』 ダイヤモンド社)
実際に成功を手にしてきた方々は、皆口を揃えてこう言います。
何事も続けた人が勝つんです。途中でもうダメだと思って言い訳をして逃げてしまう人、俺はもう方法が分かったと言って教えを破り、すべき事をせずに自己流で走ってしまう人。そういう人は絶対に成功しない。
何かに挑戦しようとする人のおよそ99%がこんな風に脇道にそれてしまい、せっかくの機会を無駄にしていると言います。
確かに辛い事、面倒だと感じる事も出てきます。やり始めた当初は熱意があって、最高にモチベーションが高く、絶対にやるんだという気持ちが前に出ています。
しかし、1ヶ月ぐらいが経過するとだんだんと熱意が冷め初め、当初掲げた目標が遠い世界の様に思えてきます。
やっぱり俺には大きすぎて無理だろうから、この位にしておこうという考えも出てきます。さらに先に進むと、路線から全くかけ離れた目標、より簡単な目標へ方向転換していきます。そして、最終的には目標を完全に見失ってしまう。これが、絶対に成功しない人の思考プロセスですね。
今を真剣に頑張っている人にとって、他人の声は厳しく聞こえます。まだやってるの?いつまでかかっているの?もっと現実を見なさいよ!家族や友人からのプレッシャーもあるでしょう。
しかし、この様な周りからの雑音にも耐えていかなければ、到底成功を掴む事などできません。
周りの人が経験した事の無い領域に足を踏み入れているわけですから、自分が目指している事なんて、相手が理解できるはず無いんです。
辛くても絶対に逃げない、これが自分にイチを足すという事だと私は思います。
このイチがゼロになってしまうと、何をやろうとしてもゼロのままです。何回も何回も振り出しに戻ります。
人間歳を重ねると、できない事も出てきます。後でやろうとしてもなかなか体が付いていかない事もあるでしょう。その時後悔しても、時既に遅しです。
歳を取る毎に幸せになる。そう思える人生にしたいものです。やはりその為には、今苦労するしかない。
誰からも相手にされなくてもいい。誰にも評価してもらえなくてもいい。ただ、自分を見失うな。自分の評価は自分がしてやればいいんです。
頑張っている自分を知っているのは自分しかいないのだから。