2021年7月23日の時点から、今後の株式市場についての動向を考察していきます。
まずNY株式市場ですが、ダウ平均は7月22日の終値34,823.35で前日より+25.35ドルの上昇となり、7月20日の大陽線から3日間連続の上昇という結果になっています。
まず大きな視点で月足チャートを見ると、2020年3月の大陰線で60ヶ月移動平均線に当たり、長い下ヒゲを付けたのを境に翌月から上昇に転換しています。
その後約5ヶ月間上昇し、2ヶ月間下落して再び20ヶ月移動平均線まで下げましたが、反発して現在まで5ヶ月移動平均線の上で上昇中といった状況です。
さて、月足を見て感じる事ですが、たとえNYダウが過去から上昇し続けているとは言っても、常に陽線で上昇しているわけではありません。
やはり途中で陰線が生じ、下落している月もあります。実際には2021年1月の時点で一度陰線になっており、そこは30,000ドル付近の節目でもあります。
そこから上昇6ヶ月目で、現在35,000ドル付近の節目まで来ているわけですね。
そう考えると、翌月当たりでそろそろ一旦下落というパターンが来るという見方もできます。
週足を見れば、約12週間35,000ドル付近で天井が押さえられている様なチャートになっています。
現在上昇中ですが、日足で後1日か2日という感覚がしています。NYダウが下落すれば、日本株式市場にも影響しますので、目が離せないところです。
それでは次に日経平均株価を見てみましょう。
日経225は7月21日の終値27,548.00で前日より+159.84円。
JPX日経400は終値17,124.30で前日より+130.05円。
という結果になっています。
私個人はJPX日経400をメインで取引していますので、こちらに焦点を当てて考察していきます。
まず、日足チャートを見ると、7月13日から6日間連続下落してからの上昇という事ですが、陰線での上昇です。しかも、5日線の下で止まり上ヒゲを付けています。
したがって、この上昇に関してはあまり勢いが無いと考えます。
移動平均線を見ると、5日線が20日線と60日線を割り込み、20日線は下向きになっています。
週足を見ると、5週線が20週線を割り込んでいます。
そうした事から、中期目線では下落という見方ができますが、ただ直近の底値が17,000円と考えられますので、17,000円で株価が反発する事があれば、再び18,000円に向かうという事も可能性としてはあります。
しかし、週足からの視点で言うと、5週線が20週線に当たり、反発しきれずに下落した事、直近の5週線の高値が前の高値を越えられなかった事から、私としては下落傾向に感じています。
6月17日からの下落以降、数日下落して数日上昇と、ボックス圏の形になっているので、7月21日以降、たとえ陰線でも上昇といったテクニカル分析上、嫌味な動きになる事もあり得ます。
ですので、今はいくつかのシナリオを予測して、値動きに合った建玉の操作をして行く事になると思います。
さて、私は株式投資を始めて約6年になりますが、続けている事(続けられている事)だけが結局は人生の形なんだなと感じています。
目の前を通り過ぎるいくつかの可能性。それらの何を選ぶか、何を選ばないのかによって、まずは一つのレールに乗る事になります。
一度レールに乗ってしまうと、別のレールに乗り変える為には一度降りなければいけません。
問題は、そのレールの上でやれる事は決まっているという事です。
例えばオリンピックの選手を目指しながら医者や弁護士を目指す事なんて出来ないですよね。
オリンピックのレールに乗れば、オリンピックに向かうしか無く、同時に2つは出来ません。
自分に合うか合わないか、やってみる事は大切ですが、やってみる時間というのも、人生の大切な時間です。
「もう少し頑張れ、見極めが早い」、止めるという決断をした時に第三者から言われる言葉。あなたも経験があるかもしれません。
私は過去に幾度かこの言葉を言われた事があります。
しかし、自分の下した決断が最も正しい。
そう思って良いと思います。
もう無理だと思った事は、結局続けていけません。続かない事は、何も生まないどころか、迷いながらフラフラしている分人生を無駄にしてしまいます。
ですので、ある程度のラインで見極めが必要。
ダメなら降りて、次のレールに乗る。
どのレールに乗るのも、降りるのも、全ては自分の責任。
そう考えて行動する事こそ、自分が絶対に続けられる価値ある一つの道を進んでいける自信となるのではないでしょうか。
もしもそれが、間違った道だと思っても、続けられるという事は、そう間違っては無いと思います。