- Home
- コーチの格言, ブライアン・トレーシー
- 【運命を形作る価値観】 成功者の格言
【運命を形作る価値観】 成功者の格言
人の価値観は、その人がやりたいこと、やりたくないことを決定する。大切にすることの優先順位が、その人の運命を形作る重要な要素になるのだ。
(ブライアン・トレーシー 『フォーカル・ポイント』 Discover)
自分にとっての優先順位というのは、自分の価値観である事に間違いはありません。人は価値観を大切にしますから、人それぞれ行動パターンが違うというのは当然の事です。
私は以前、とある企業の社長室で仕事をしていましたが、その時に社長から聞いた言葉があります。
それは、「できる奴は行動が違う」という一言です。つまり、その人の行動を見れば、優秀であるかどうかぐらい一発で分かるという事でした。
行動の質にはいろいろな側面があります。例えば、生産性、スピード、継続性、優先順位などです。
できる人というのは、このような面において優れていると言えます。では、具体的にはどういう事なのでしょうか。
例えば、面倒な仕事と簡単な仕事があって、両方こなす必要がある場合、あなたはどちらを優先しますか?
こういう場合、できる人というのは、面倒な仕事から先に着手します。それは、面倒な事を早く片付けてしまおうというマインドがあるからです。
私から見ても、面倒な事を後回しにする事、難しい仕事から遠ざかろうとする人はできる人とは思えません。
難しい仕事をやるというのは、自分にとっての挑戦ですし、それがクリアできれば達成感や喜びを得られ、自分自身の成長に繋がりますね。
それから逃げようとするマインドがある以上、できる人には見られないという事だと思います。
ある時、とっさに言われた社長の提案(指示)を、時間が無いから断っていた社員がいましたが、本当に終わってますね。私から言えば、せっかくのチャンスをドブに捨てたようなものです。
そういう場合は、今抱えている仕事を投げ捨ててでもやる(挑戦)すべきなのです。
つまり、その人の価値観が成長や挑戦というものに向いていないが為に、楽な方へ行動が傾いてしまったという事だと思います。
誰が見ても、真剣に取り組んでいる人を見て、マイナス感情を持つ人はいません。
難しい仕事に手を付ける事で集中力がアップし、それが片付くと快感となり、仕事の生産性が向上するのです。結果として、アウトプットを連続していく事ができ、できる人になっていけるようになります。
そして、こうした価値観を持って継続して行動できる人は、大きな成果となって返ってきます。いろんなプロジェクトを計画してスタートさせては途中でストップしてしまうという光景をいくつも見てきましたが、それも結局は価値観の問題だと思います。
面倒な事から逃げて、継続出来ない。そのような人は、やっぱり成長が止まっていますね。人生での成功から遠ざかってしまいます。
トップはあなたの行動を見ています。全てお見通しです。
やはり、逃げないというマインドが大切ですね。