人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつだ。そこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている。
(堀江貴文 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』 ダイヤモンド社)
あなたは何のために働きますか?この質問は、就職試験の面接でもよく聞かれることだと思います。
また、もし今後の生活に十分なお金を手にしたとしても働きますか?という聞かれ方をするかもしれません。この質問は、実際私自身の経験の中で聞かれたことがあります。
当時の私は、この質問に対して、明確な回答をすることができませんでした。
では、なぜ働くのか?もし、あなたが「お金さえあれば働かなくてもすむのに」という考えがあるとすれば、お金は「何かを我慢すること」であり、「我慢と引き替えに受け取る対価」であると思っているのかもしれません。
多くの人は、自分の「労働」をお金に換えず、そこに費やす「時間」をお金に換えています。これは、定時にならないと絶対に出社はしない。そしてなんとかやりくりして、時間が過ぎるのを待つ。というマインドが、意識の中にあるからだと思います。
そこで、まずお金は「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」であると考えなければいけません。そしてお金を稼ぐということにおいて、時間との関係は正比例しないということを受け止める必要があります。
「金持ち父さん 貧乏父さん」に出てくる、お金持ちになる秘訣、お金持ちであり続けるための秘訣とは、まさに、労働のための時間(人生)からの開放です。
人生の最終目的は、なんといっても心の充足です。歓喜や感動、感謝や愛、そして達成感。これらのプラスの感情を得られる体験、記憶や思い出など、人生最後の目標は心です。
私は今、何のために働くか?と聞かれれば、それは幸せのため、その過程において、自分自身の成長のためであると答えます。
人生が豊かになっていかない原因は、何よりも「時間」です。有限で貴重な時間を、無条件で差し出さなければならない状況が根本的な原因です。
自分の人生を振り返り、努力が足りていないと感じたら、「お金を稼ぐ」ということにフォーカスしなければいけません。そうすると、お金から自由になることができます。そして、夢や目標を叶える事ができ、最終的に「豊かな心」を得ることができるのだと思います。
そういう次元に来た時には、「人生お金だけじゃなかった」と言えるのかもしれません。私はそこを目指したいです。